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トップページ > ニュース・お知らせ > 経営のこと > 適正借入残高はいくら?
「当社の適正借入残高は幾らですか」と聞かれることがあります。しかし、適正借入残高を示す決定的な分析指標は結論から言えばありません。
方法としては、経常運転資金と有利子負債の関係を見るとか、総資産に占める借入金の割合を見るとか、有利子負債月商倍率等がありますが、どれも業種業態・企業規模等によって異なります。
また、政策的な先行投資の場合の借入と明日の資金繰りのための借入では、借入残高指標の分析結果が同じでもその見方は180度違います。
要は返済可能な借入残高であれば、適正借入残高と言えます。
返済可能かどうかの資金繰りを正確に見ることは、かなりの経理知識と力作業が必要です。そう言ったことは会計事務所や経理にまかせたとしても、経営者としては大枠で返済可能かどうかを捉えておく必要があります。
返済原資は、基本的に儲け=利益からしか生まれません。次の手順で貴社の借入を判断してみてください。
答えがプラスであれば、貴社の借入残高は適正であると言えます。答えがマイナスであれば、返済が多いと言うことになりますので、返済期間を延ばして借り換えをするとか手を打つ必要があります。
赤字の場合でも試してみてください。
減価償却や引当が大きい会社はプラスの可能性もあります。
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